在宅ワークの光熱費を減らす|「部屋を冷暖房する」のをやめるのが一番効く

在宅勤務になって電気代が上がった——当然です。それまで会社が負担していた空調と照明を、自宅で払うようになったからです。
結論:効くのは「部屋」ではなく「体と手元」を狙うこと
光熱費の対策は、効果の大きさに大きな差があります。順番はこうです。
| 順位 | 打ち手 | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 1 | 部屋全体の空調をやめ、体を直接暖める/冷やす | 空調は消費が桁違いに大きい |
| 2 | 仕事する部屋を狭い1部屋に固定する | 空調する体積そのものが減る |
| 3 | 照明を手元だけにする | 部屋全体を明るくする必要がない |
| 4 | 待機電力を切る | 効果は小さいが手間もゼロ |
4から始める人が多いのですが、効果は1が圧倒的です。
1. 空調は「部屋」ではなく「体」に当てる
エアコンで部屋全体の空気を動かすのが、電気代のほぼすべてです。ここを削ると効きます。
冬
- ひざ掛け・厚手の靴下・上着で体を包む
- 足元だけを暖める(足が冷えると、部屋の温度を上げたくなる)
- 設定温度を1℃下げて、足元の対策で埋める
夏
- 扇風機・サーキュレーターを自分に向ける(部屋の空気を混ぜるのではなく)
- 冷房+送風の併用で、設定温度を上げても体感が下がる
冷えやすい部位(足首・首・手首)を押さえると、設定温度を変えずに体感が変わります。
2. 仕事する部屋を1つに固定する
在宅では、家中の部屋を使いがちです。しかし空調する体積が増えるほど費用は増えます。
- 仕事は1部屋に固定し、その部屋だけを空調する
- ドアを閉める(廊下や他室に逃がさない)
- 使わない部屋の空調を切る
「集中できないから場所を変える」が習慣になっている場合は、環境の問題かもしれません。→狭い部屋の作業スペースの作り方
3. 照明は「部屋全体」をやめる
シーリングライトで部屋全体を明るくするのは、作業のためには過剰です。
- 手元だけを明るくする方式に変える
- 画面まわりだけが明るい状態は目に悪いので、画面の背後にも弱い光を置く
モニターライトは、この2つを同時に満たす道具です。天板だけを照らし、画面には光が乗らない構造になっています。→モニターライトの選び方
💡 手元だけを明るくする部屋全体を点けるのをやめられます。目の負担も同時に減ります。▶ モニターライトの選び方を見る
4. 効果は小さいが、手間もゼロのもの
- 使っていない機器の電源タップをオフにする
- PCの電源プランを「バランス」にする(常時高性能は不要)
- モニターの輝度を下げる(電気代より目の負担軽減の効果が大きい)
これらは「やって損はない」レベルです。ここだけやって「対策した」と思わないほうがいいというのが正直なところです。
会社に請求できないか確認する
見落としがちですが、在宅勤務手当を出している会社は少なくありません。
- 就業規則・社内規程に在宅勤務手当の記載がないか
- 通信費・光熱費の一部補助がないか
制度があるのに申請していないケースは実際にあります。節約より先に確認する価値があります。
やりすぎに注意
| やりすぎ | 何が起きるか |
|---|---|
| 暖房を切って我慢する | 手がかじかんでタイピングが落ちる。体調も崩す |
| 照明を落としすぎる | 目が消耗し、午後の集中が落ちる |
| 極端な設定温度 | 生産性の低下が節約額を上回る |
光熱費より、消耗して作業効率が落ちるほうが損です。疲れの原因の切り分けは在宅ワークの方が疲れる理由を参照してください。
まとめ
- 部屋ではなく体を暖める/冷やす(効果最大)
- 仕事部屋を1つに固定して体積を減らす
- 照明は手元だけにする
- 待機電力は最後(効果は小さい)
- 在宅勤務手当の有無を確認する
消耗品まわりの見直しは在宅ワークの消耗品まとめ、環境全体は完全ガイドにまとめています。
季節ごとの具体策は足元が寒いときの対策と夏の暑さ対策、道具で解決するなら寒さ対策グッズ・暑さ対策グッズにまとめています。