Nottaを1年以上使った正直レビュー|良かった点と、はっきり弱い点

本記事はプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。ただし内容は運営者が実際に1年以上使った上での感想であり、良い点も弱い点もそのまま書いています。料金・仕様は変動するため、最新情報は公式ページでご確認ください。
📌 先に結論 「録り溜めて、後から引き出す」用途に強い。 英語の精度とリアルタイム表示が効きます。一方で複数話者の分離は苦手で、日本語だけで見ると最新の汎用AI(ChatGPT等)の音声入力に軍配が上がると感じる場面もあります。
この記事を書いている人の使用状況
- ヨーロッパ拠点の外資系企業に勤務
- 会議は英語が中心。日本語の会議も1割ほどあります
- Nottaを使うのは1日3件程度の打ち合わせ(会議自体はもっとあります)
- プレミアムプラン・年払いを1年以上継続
- 使い方は「Web会議に参加させる」のではなく、手元で録音するスタイル
この前提で読んでください。日本語の会議が中心の人とは、評価の重心が変わります。
まず:すでに足りている人もいます
次のような環境がある人は、いま急いで足す必要はないかもしれません。
- 会社のTeamsで文字起こしが使える
- Google Geminiが会議を記録してくれる
- 社内の会議がその環境で完結している
まずは手元の環境で足りるか確かめてからで十分です。
ただし自分の場合、完結しない場面が繰り返し出てきました。そこを拾うために使い続けています。
- 文字起こしがオンになっていない、他社主催の会議に参加するとき
- イベントやセミナーに参加して、内容を残しておきたいとき
- プライベートも含めて、とりあえず録っておいて後で見返したいとき
こういう「抜け漏れ」を、ボタンひとつで拾える。ここが自分にとっての価値です。
良かった点
1. 英語の精度は高い
英語での聞き取り精度は高く、日常的に実用に耐えています。
そして意外だったのがアクセントの影響が小さいこと。イギリス、インド、その他いろいろな訛りが飛び交う環境ですが、精度が大きく落ちる感覚はありません。
なお設定で選べるのは US だけで UK は選べませんが、その影響も特に感じていません。
2. リアルタイム表示が想像以上に役立つ
これは使う前に気づいていなかった価値です。
英語の会議中、相手の発言がトランスクリプトとして流れ続けるので、聞き取れなかった部分を目で追えます。理解の助けとして非常に大きいです。
画面に出しっぱなしにして、ずっと認識させておく使い方も便利です。
3. 録り溜めて、後からAIに聞ける
いちばん実感している価値がこれです。
- 「どんな議事録だったか」をAIに聞けばすぐ内容を把握できる
- 個別の論点について詳細を質問して確認できる(有料プランでも複数回可能)
- フォルダ分けができる。PCのフォルダのように議事録を構造化して保存できる
- Apple Watchから起動できる。すぐ録音したい場面で助かる
「記録を貯めて、必要なときに引き出す」という使い方に、しっかり応えてくれます。
4. 導入でつまずかない
UIは簡単で、ボタンを押して録音、言語を選ぶだけ。慣れるのに時間はかかりませんでした。
5. ローカルに閉じている
外資系企業で使うにあたり、ここは気にしました。
個人の手元に閉じていて、会社側から見られない。 これは自分の使い方では重要な条件で、担保されているのは良い点だと考えています。
はっきり弱いと感じる点
1. 日本語は、最新の汎用AIと比べると差を感じる
日本語の会議は全体の1割ほどですが、そこで感じたことです。
日本語は「修正すれば使える」レベルで、特にブレやすいのは専門用語と人名。ここは用語登録で改善できる仕組みがあります(自分は面倒で使っていませんが)。
正直に書くと、日本語の音声認識という一点では、最新のChatGPTなどの汎用AIのほうが精度が高いと感じる場面があります。英語ではこの差をあまり感じません。
なお他の文字起こし専用ツールと横並びで比較したわけではないので、専用ツール同士では似た水準かもしれません。
実運用のコツとして——今のAIが賢いので、多少ブレたトランスクリプトでも「ブレを考慮して修正して」と指示すれば、きれいな議事録になります。文字起こしの完璧さより、後工程で直せる素材になっているかのほうが重要でした。
2. 複数話者の分離は苦手
- 1対1なら、相手と自分をしっかり聞き分けられます
- 複数人になると崩れます。 特に参加者が全員女性のとき、別の人の発言が同一人物としてまとめられることがありました
発言者を分ける機能自体はありますが、うまく使いこなせていません。話者分離が要件なら、ここは事前に確認すべきです。
3. 通信が弱いと、翻訳の回数枠だけ消費される
一番困ったのはこれです。
同時翻訳(聞きながら翻訳し続ける機能)には回数制限があります。ところが通信が弱い場所だと、結果が届かないまま回数枠だけ消費されることがありました。
- オフィスビル内の電波が弱い場所で起きやすい
- かなり使い込んでいる状態で、月1回程度
ただしカスタマーサポートの対応は非常に良いです。「消費されてしまったので戻してほしい」と連絡すれば、文句を言われることもなくすぐ対応してもらえました。
問題はたまに起きるが、対応で救われている——これが正直な実態です。
4. 付加的なAI機能は、使う人を選ぶ
要約などのAI機能は付いていますが、自分はそこを主目的にしていません。
録り溜める道具として使い、仕上げは汎用AIに任せる——この分担のほうが、結果的にきれいな議事録になっています。すでにChatGPTやClaudeを日常的に使っている人ほど、この使い分けになると思います。
汎用AI側の使い分けはChatGPT無料版と有料版の違いにまとめています。
料金について
プレミアムプラン・年払いを使っています。
無料枠では足りないと判断した理由は明確で、1時間程度の打ち合わせで1日3件ほど使うためです。この使用量が前提なら、無料枠では回りません。
逆に言えば、この頻度で使っても利用料は十分にカバーできているという感覚です。プラン内容も他と比べて手頃だと感じており、続けている最大の理由は料金です。
向いている人・向いていない人
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 記録を貯め続けて後から引きたい | 日本語だけを最優先で精度重視したい |
| 英語の会議が多い | 複数話者を正確に分離したい |
| 会社のツールで完結しない場面がある | いまの環境で完結している |
| 料金を抑えたい | AI機能そのものの質を最重視 |
| 手元で完結させたい(会社から見えない) | 通信が不安定な場所がメイン |
まとめ
1年以上使った結論は、**「聞かせて貯めておく用途として、料金と見合っているか」**の一点に尽きます。
自分の場合は見合っています。英語の精度は高く、リアルタイム表示が理解を助け、録り溜めた記録を後からAIに聞ける。そして会社のツールで完結しない場面を拾える。
一方で、話者分離は苦手ですし、日本語の精度は最新の汎用AIと比べると差を感じます。ここは用途しだいというのが正直なところです。
他のツールとの比較はAI議事録ツール比較、実際の作り方の手順はAIで議事録を作る手順にまとめています。録音の質で精度が大きく変わるので、マイク選びも合わせてどうぞ。
作業環境全体の整え方は完全ガイドにまとめています。